東京三昧カレンダー 夏号vol.4

「東京で涼を感じる」をテーマに6~8月を特集。 地域の歴史や文化を感じられるイベントや夏にこそ訪れたいスポットなど、まだ知らない「東京の夏」を発見できるかも? さらに今号は地域の産業にスポットライトを当て、夏にふさわしい伝統技術を受け継ぐ企業も紹介しています。


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●中旬▶▶▶7月中旬(休園日は除く)昆虫観察園の公開【荒川区】●下旬▶▶▶30日夏越(なごし)の祓/六月祓【新宿区】●30日▶▶▶7月2日駒込富士神社大祭【文京区】月P体験【大田区】枝豆【飾区】バラ(新宿中央公園)【新宿区】※画像は過去開催時のものです。新型コロナウイルスの影響等により、イベントが中止・内容変更となる可能性があります。必ず事前にイベントHP等で詳細をご確認いただきますようお願いいたします。】ェ月雨」に「五月晴れ」、いずれも五月とあるが、これらは旧暦の5月、つまり今の6月頃の長雨や梅雨の晴れ間を表している。また、6月は別名「水無月」とも言うが、「水が無い」という意味ではない。「な」を助詞として「水の月」という説が有力だ。梅雨明けの時期、田んぼに水が多く張られたことに由来している(ちなみに、水無月は旧暦6月のことなので、新暦では6月下旬から8月上旬頃にあたるからややこしい)。この季節特有の、雨にちなんだ単語や慣用句で辞書をひくと、新たな発見がありそうだ。ところで梅雨と言えば、「てるてる坊主」を作った記憶が懐かしい。坊主というから、男だとばかり思っていたが、起源は中国の「晴娘(チンニャン)」という女の子。連日降り続く大雨や水害に悩まされていた北京を救うため、天に祈りを捧げ、自らを犠牲にする代わりに、晴れをもたらした伝説に由来する。可愛らしい見た目とは裏腹に、切ないエピソードである。なるほど、あの夏、敬意を払っててるてる坊主を作らなかったから、晴れてくれなかったのかと、妙に合点がいく。五コラムうれしさや小草影もつ五月晴15161718192021222324252627282930水木金土日月火水木金土日月火水木乃東枯なつかれくさかるる菖蒲華あやめはなさく1年で最も昼が長く、夜が短いころ。北極圏では白夜となる。この時期を過ぎると、いよいよ本格的な夏が到来する。げし夏至夏至となる梅子黄うめのみきばむJune7


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